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Dベルリンの壁崩壊と第三の波Vol.5

今は昔

1980年代は日本にとって素晴らしい技術立国の宣言の時代だった。
まさしく"日出ずる国"と呼ばれていた。トロンというICのプログラムによって自動車も家電もミシンもコントロールされて、世界に冠たるエレクトロニクス大国だった。
そこに至るにはいくつかの前哨戦があった。
まず、第二次世界大戦中にドイツからダイムラーベンツ製の船舶用(ディーゼル)ツィンカムエンジンを手に入れた。優秀なドイツの技術の見本としてプレゼントされたわけだが、船舶や自動車だけではなく当時の軍用機メッサーシュミットも合わせてプレゼント!太っ腹なドイツ、ヒットラーからのプレゼントだった。
これに技術者は度肝を抜かれた。精密なツィンカムが、正確に動く。
シングルカムのエンジンでも、自己爆発を繰り返す船舶用のディーゼルエンジンは耐久性の点においても難しく、それが更に複雑な構造になっているにもかかわらず、狂いがない。この技術力に驚いた。これまでアジアの中では技術立国としていち早く産業革命にも取り組んできて、蒸気機関車もすぐに国産製造してきたのだ。しかし、その技術よりも更に進んだドイツの技術は日本人の憧れだった。ピノコッペについては今も憧れだけど…。
戦後、勿論日本は弛まぬ技術開発を進めてきた。
例えば、水素ガスエンジンは富士重工(現スバル)が熱心に取り組んでいたし、これは、水素を燃焼する事で水が出来るというエコカーとしても画期的な技術であった。石油資源が乏しい日本では、燃料に何を使うかということがまさしく死活問題だったからだ。また、水素は、水の惑星でもある地球から枯渇する事はないから、これは未来カーとしても未来のエネルギーとしても嘱望されていた。あのままもしも、この技術を実用化に至っていたならば…。悔やまれるところだ。
しかし、圧縮+爆発を繰り返すエンジンの規則性がディーゼルエンジンでも難しいのなんのって…。一度の爆発で大きな力を得ることが出来るとなるとなお難しいし、その上に自動車となると急に止まらなければならないとか、曲がらなければならないなどのエネルギーの調整が難しいのだ。
"動いている物体を止める"単純なことのように思うが、これば難しいの何の!そこで出力制限をかければいいということになるがこれでは…、本末転倒、何のための自動車か、何のための船舶かそして、飛行機かである。

エレクトロニクス大国への道

そこでその制御の為に制御技術として考えられたのがICを搭載して、燃料の噴射やエンジンの規則性など性能を高めてくれたのが取りも直さず、エレクトロニクスのお陰だ。
また、もう一つの命題が、"排ガス規制"だった。エンジンの調子が悪いと空ぶかしなどの回数が増え、そして燃費が悪化する。当時も今も触媒を使用しているが、この触媒との関係を良好に保ってくれるのもエレクトロニクスだったのだ。"日本車は優秀&壊れにくい"アメリカで、そして世界へと日本車は輸出された。
自動車に関しては早くから開発が進み、"十八番"のヨーロッパに至ってはサスペンションの問題が人気にかげりを落としたが、改良され、小型で燃費もいい日本車の人気は高まっていった。余りにも売れに売れたものだから、輸入規制(アメリカ側から)がかけられるは、ついでに牛肉とオレンジを買って!という羽目にもなった。余談だが、この時に出来たのが「吉野家」などの牛丼チェーン店で、すき焼きの翌朝の残り物だった牛丼が、一躍日本人に受けてランチメニューとなった。当時新橋にあった一号店の牛丼の吉野家はおいしかったなぁ!まだまだ女性一人ではなかなか入ることが出来ず、"牛丼って美味しいですか?"ってわざと聞いて、連れて行ってもらったのを覚えている。なつかし?い!
そして、当時はまだコンピューターも一部の人たちの物だった。ベーシックやコボルというコンピューター言語を扱う人たちにとってはオフコン(オフィスコンピューターの略)が主流で、どこでもここでも誰でもが扱う物ではなかった。これが、これからの未来の産業に????
日本はICという強力な武器を持ちながら、その後大きく差をつけられてしまうのは一部の人たちが扱う、もっと大げさに言ってしまえば、フィロソフィーのなさが勝敗を分けたといって過言ではない。自動車もそうであったが、大衆消費社会に近づけるためのエッセンスと目論見が欠けていたと言わざるえないのは、その後OSとしてウィンドウズやマッキントッシュ(特にマッキントッシュのジョブスの哲学はコンピューターというものが広げてくれる世界を教えてくれるのに素晴らしい物だったし、その哲学は今も色々な製品に生きている)が登場してからは、この問題は収束していったといっても過言ではない。

フィロソフィーなき発展

今ドイツでは水素エンジンなどの実用化に向けて検討し、発展させている。脱C(炭素)に向けて…。人間が移動する手段として発明され、開発されてきた自動車や飛行機であるが世界は今、脱Cに向かっている。人の移動に規制する事も一つの方法かもしれない。しかし、「移動に対する規制をかけずに如何に環境に優しく、安価で生産が可能な物」を模索している。
面白い話がある。英国のジャガーの首脳陣とドイツのフォルクスワーゲンの首脳陣との話である。"うちのクルマは高級で販売台数が限られている。それに比べ大衆車と呼ばれるフォルクスワーゲンとでは生産台数が違うのだから、うちが少々の排ガス規制の値が悪くとも問題はないはずである。"と過去に話したことがあるそうだ。それに対してフォルクスワーゲン側は"うちは少しの距離を走るだけのクルマだ。ジャガーのように長い距離をガソリンを振りまいて走っているのとはわけが違う。"と応酬したという。
いずれも納得の話だが、今や待ったなし!まさに先を見据えたフロソフィーが問われるいい時代になった。
この話については、次回にも違った観点から話しを聞いてもらいたいと思う今日この頃なのだ。
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